よく診る目のトラブルについて。「ものもらい?」

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ものもらい?
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「ものもらい?」

下の左の写真のように、まぶたが赤く腫れて痛みがでると「ものもらいみたいなんですけれど。」と多くの方がおっしゃいます。「そうですね。ものもらいみたいですね。」と私も答えます。  
実際の名前は麦粒腫といってまぶたにある脂腺や汗腺の急性化膿性の炎症です。皮膚側にできるものを外麦粒腫、結膜側にできるものを内麦粒腫といいますが内麦粒腫の場合、痛みや腫れが強い事が多いのです。抗生剤の点眼と内服で治ります。

まぎらわしいものに上の右のように、霰粒腫の急性炎症症状というものがあります。まぶたの内側のマイボーム腺という脂腺の慢性肉芽性炎症で、ふだんは痛みのないコロッとしたしこりなのですが麦粒腫と同じように赤く腫れて痛む事があります。同じ治療をして炎症が治まった時にしこりが残れば霰粒腫です。このしこりは大きければ切開して内容物を取り除きます。

眼科ではよくある疾患ですが、ものもらいをくりかえす場合、全身的な病気が隠れている事があります。糖尿病はまず考えなければいけない病気のひとつですが、私が経験したのに1例だけですが、白血病の方がありました。

Director
院長
髙橋 眞理子

【診療方針】
当院は、新宿区市谷薬王寺町で2013年1月4日から開業しました、とってもアットホームな眼科医院です。地域の皆様に良質な眼科医療をご提供することを理念として、日頃から、皆様の体質や病歴、健康状態を把握し、診療とそして健康上のアドバイスなどもできる「かかりつけの眼科医院」を目指してまいります。 眼科の病気は、視力という生活にとって重要な機能と結びついていますが、ほんの些細な症状もあれば、時には、はっと胸を衝かれる重大な疾患を抱えた方に出会う場合もあります。大がかりな手術や最先端の検査が必要と判断した場合には、大学病院等の施設へのご紹介もさせていただきます。 常におひとりおひとりに丁寧で距離のない診察をと、心がけています。

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